【お困りごと解決】シムプレートの規格・精度・硬度・形状に関するお悩み解決
シムプレートは、あらゆる業界で使われており、その種類もさまざまです。
そのため、自社の使用環境に合わせた最も適切なシムプレートを選定するまで苦労するケースが多く、
試行錯誤を重ねても打開できない場合もあります。
シムの杜では、シムプレートに関する課題や困りごとを分析し、最適な解決策をご提案しております。
今回の記事では、シムの杜によく寄せられるご相談・お悩みの事例をご紹介します。
現場の改善・生産性向上に向けた「ひらめき」のヒントとしてご活用下さい。
目次
お悩み1.「なんだか精度が出ない…」
■ 高精度のシムプレートを使用するメリット
多くの機械装置は、さまざまな精密部品で構成されています。
いくら精度の高い部品であっても、組み立ての際には、それぞれの部品の公差が積み重なり、
設計で計画した組み付け位置からずれてしまうことがあります。
このようなスキマや高さのズレは、機械装置の精度低下の原因につながります。
そこで、高さやスキマの精密な調整に用いられるのが、「シムプレート(シム板)」です。
つまり、「高精度」のシムプレートを使用することは、
機械装置の精度を保持し、かつ、品質トラブルを未然に防ぐことにつながると言えるでしょう。
シムプレートを選定する際は、厚み精度の高いシムプレート(シム板)を選ぶことをおすすめします。
板厚のばらつきを可能な限り最小限に抑えることもポイントです。
シムプレートの精度に関するお悩み、シムの杜へご相談ください。
- 厚み公差±0.001mm~。
長年の経験で培った技術力とノウハウで業界トップレベルの厚み精度を
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- 300種類以上の全てのラインナップにおいて精度を妥協していません。
お悩み 2.「切って使っていると厚みが分からなくなる…」
■ シムプレートの形は様々
シムプレートの種類を大きく分けると、リング型の「シムリング」、プレート型の「シムプレート」の2種類があります。
他にも切り欠きがあるシム、穴加工が施されたシム、ロール状のシムなど、いろいろなシムが市販されています。
特に、汎用性の高いロール状のシムプレートや、シート状のシムプレートを使う場合、
相手部品の形状・位置に合わせてカットし、その都度必要な物を調達する事が出来ます。
様々な形の部品にも対応できるため、便利な使い方ではありますが、バタバタと忙しい現場では、
切って使った後に「どの厚みのシムプレートか分からなくなった…」といった困りごとも良く発生しています。
使いやすい・管理しやすいシムプレートをお探しなら、シムの杜へご相談ください。
- シムの杜のシムプレート(シート)には、厚みのマーキングが入っています。
切って使った後にも、いちいちマイクロゲージを当てる必要がありません。
特に、「幅300mm×長さ1000mm」のシムプレートは、20個所に板厚のマーキングが入り、より便利で整理しやすいです。
☞シムプレート(シート) の商品ページはこちら
- シムの杜の規格品は、保管・管理に便利な専用ケース・専用箱にてお届けいたします。
お悩み 3.「すぐにヘタるのですが…」
■ シムプレートの材質とその特徴
シムプレートの材質は金属が一般的で、よく用いられる材質はステンレス・鉄・真鍮があります。
・ステンレス鋼(SUS301、SUS304等):強度が強く、熱にも強い。錆びにくい。厚み精度が高い。
・鋼材(SPCC等):安価。錆びやすく、防錆処理が必要。
・真鍮(C2680、C2801等):強度が弱い分、いろいろな形に加工しやすい。
■ SUS301(ステンレス鋼材)の特性
SUS301とSUS304は、いずれも冷間加工によって高い強度が得られるステンレスです。
SUS301は、SUS304からクロムとニッケルを低減させ、炭素を多くすることにより、より加工硬化性に優れています。
高い硬度を持つSUS301は、耐久性を要求される用途に最適です。
SUS304よりもさらに高い硬度を要するシムプレートには、SUS301を利用するのをおすすめします。
耐久性のある高硬度のシムプレートをお探しでしたら、シムの杜へご相談ください。
- シムの杜のシムプレートはステンレス鋼材SUS301を使用しています。
サビに強く、水回りや屋外での使用が可能です。
- シムの杜のシムプレートは、特殊な焼き入れ処理により、さらに高硬度を実現しています。
衝撃・摩擦・干渉が起きる部品にも安心してお使いください。
☞ シムプレートの硬度の一覧表は こちら
お悩み 4.「いちいち切っていると手間がかかって効率が悪い…」
■ ステンレス板の切断加工
シムプレートは、相手部品の形状や位置、使い方に合わせて加工されるため、
標準的な形の物から複雑な形状を持つ物まで、その形状はさまざまです。
また、同じ形状のシムプレートが板厚違いで何種類も必要となる場合もあります。
そのような時、いちいち切っているとそれなりに手間が掛かり、効率が悪く、生産性を低下させる原因となります。
そこで、既製品のシムプレートを適切に取り入れることで、社内工数を削減することができます。
なるべく既製品を用いて、必要な箇所だけ特注品を採用することで、
最適なコスト・品質のシムプレートを入手することができます。
シムプレートの調達に関するお悩み、シムの杜へご相談ください。
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お悩み 5.「特殊な形状が欲しいけど、レーザー加工機がないし…」
■ ステンレス板の切断加工
シムプレートの材質は、使用環境によってさまざまですが、細かい調整を行うためには、
高精度で硬く、錆びにくいステンレス(SUS)を使うことをおすすめします。
しかし、ステンレスは数ある金属の中でも加工が難しく、レーザー加工機がないと切断を行うのは難しい素材です。
薄板のシムプレートなら、金切りばさみやグラインダーなどの工具でカットして使うこともできます。
とは言え、精度が落ちるのはもちろん、「歪み」や「反り」などの変形が生じやすいです。
また、切断面のバリをキレイに取り除かないと、けがをする可能性もあります。
そのため、ステンレスカットの得意な業者に依頼することをおすすめします。
レーザー可能ならば、切断面の「歪み」や「反り」が少なく、
また、特殊な形状でもキレイに仕上げることが可能です。
シムプレートの加工に関するお悩み、シムの杜へご相談ください。
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